高尾山登山

今日は朝から晴天で温かい。ということで予定通り、家内と2人で紅葉を見るため高尾山に行くことにした。高尾山に登るのは初めてだった。新宿から京王線の特急に乗り、北野で乗り換え、高尾山口駅で降りた。びっくりしたのは人が多いことだった。駅前の大看板を見上げて、高尾山頂上迄のルートを確認して、一番登りやすい一号路を選び、登り始めた。集団で登山しているような感じで、とにかく人が多い。子供連れの若い夫婦もいる。途中迄セメントで舗装している道だったので歩きやすかったが、ジグザグの山道に入った頃から勾配がきつくなってきた。登る前は楽に登れる山ではないかと思っていたが、あてが外れた。気合を入れなおして登り続け、ところによっては急な木の階段を登ったりして、薬王院のところまで行きついたが、売店などが出ていて人混みでごった返している。休憩を取る場所もないので薬王院の階段を登り、奥の院を抜けて高尾山の頂上を目指す。ところが頂上についてみてびっくりしたのは、座る場所もないほど頂上も人で溢れている。雪で化粧をしている富士山が見えたので写真を数枚撮って、早速下山することにして、頂上の下山路のコースを見て90分の稲荷山コースを選んで降りることにしたが、こちらは下山路に木に根が胚っていたり、急勾配の岩場があったり、勾配のある木の階段があったりで、かなりきつかった。それでも子供連れの家族が登ってくる。途中で疲れて泣き出す子もいた。

やっと下山して、遅い昼食を取ろうとしたが蕎麦屋さんの前には長い行列ができていて、最後に並んだ蕎麦屋では40分待ちと言う案内が出た。そんなに待つなら、ということで駅の建物に入っている売店でのり巻と稲荷寿司を買って、近くを流れる川の傍のベンチに座って軽いランチ。どこに行ってもすごい人混みだった。自然を楽しむというハイキング気分はあまり味わえなかったというのが率直な感想だ。そしてやはり山は山だ。安易な考えで登ると思い知らされる。それにしてもまだ紅葉の時期には早かった。どこか埼玉の近場の山で紅葉を見にいきたい。