速く動くよりも早く着手する

上記のタイトルはビジネスに欠かせない2つの要素を教えてくれる。速く動くとは判断・動作のスピードに関係することで、例えば迅速な処理、咄嗟の判断・実行などを表していると思われる。企業の場合は常に競争場裏にあり、例えば決定に手間取るようでは勝ち目は薄くなるだろう。一方早く着手するとはスピードではなく、準備する時期の早さ、ということになる。簡単に言えば、問題が起きてから慌てて動き回るのではなく、先を見通す、先見能力を発揮して早い時期に手を打ち、準備をしておく、ということだ。2つの能力のいずれもが特に経営者には求められる。ただこれらの能力は先天的なものだけではなく、学んで習得できるものと考えたい。問題は「何を学ぶか」だ。勿論本からも学ぶことはできるだろうが、やはり自分の行動・経験からも学びたい。そしてもう一つは時流だ。時流をどのように読み、読みきるか。やはり「先見能力を発揮して早く着手する」が大事ではないだろうか。