無駄にしない・全てを使い切る

何でもそうだが、無駄にしないということは大切なことだ。昔子供の頃、スイカを食べた後、母が残った皮をきれいに剥いて、ぬかみそに漬けていた。よく漬かるとウリの奈良漬になっておいしいおかずになった。

最近テレビで北海道の夕張の近くの町で、メロン栽培をしている農家が一工夫して皮の緑のところをスイーツの原料として活用している事例を紹介していたとのことだ。私が直接その番組を見たわけではなく、家内からのまた聞きなので、詳しいことは分からないが、この商品開発には「無駄にしない」という発想があったのではないか。女性のバイヤーのアドバイスがあったとのことだ。

この発想はメロンに限らず野菜全般にも言えることではないだろうか。今まで捨てていたものを付加価値をつけて商品化できればいい。そこまでいっぺんに行かなくてもまずは家庭で利用できるといい。確か以前カリフラワーかブロッコリーの茎や葉を「入浴剤」として活用している例を雑誌で読んだことがある。

カリフラワーもブロッコリーも食べるところは花蕾のところだけだが、葉も繁り、茎も太い。葉や茎も利用できれば無駄にしなくてすむ。他の野菜についても、同じような発想をしてみたい。

また子供の頃の話になるが、母がダイコンの葉も使って油揚げと一緒に炒りつけおかずをつくっていた。ちょっと辛くて好きなおかずだった。