地方にとって東京が価値ある都市となるためには
東京が地方のために貢献できることの一つは都市住民の視点からの価値の発見
ではないだろうか。堺市の住民が明日香村の月が映る棚田に魅せられたという
話を以前テレビで見たことがある。村の住民にとっては特に何ということもない
光景だった。現在棚田が観光スポットになっているところが増えている。イルミネーション
まで付けている棚田もある。しかし都市住民が今求めているのは単なる観光ではなく
「第二の故郷」ではないだろうか。都市と地方の二か所に住むという時代が遠くない
将来にやってくるのではないか。その時キーマンになるのは地方に住む若者だ。