ビジネスモデルマインド・利益について
「ビジネスモデルジェネレーション」(BMG)では「顧客がビジネスモデルの心臓部なら、
収益の流れはその動脈です。顧客がどんな価値にお金を払うのか、企業は自分自身に問わ
なければなりません」と説明し、収益の流れには異なる2つのタイプがあるとする。
1.一見客による取引利益 2.既存顧客への価値提案、もしくはカスタマーサポートによる
継続支払からなる二次収益。そして収益の流れを生み出すための方法として7つの方法が
リストアップされている。
①資産価値のある商品の販売②使用料③購読料④レンタル・リース⑤ライセンス⑥仲介数
数料⑦広告。収益からコストを引いたものが利益となる。BMGの「顧客がどんな価値に
お金を払うのか」はとても重要な問いだ。このことを絶えず自分自身に問うている企業が
どれほどあるだろうか。繰り返し読んでいる「ザ・プロフィット」の中でスライウツキー
は言う。「利益が生まれる仕組は多種多様だが、企業がどこで利益を上がられるかを決める
のは顧客である」「自社の都合ではなく、顧客の優先順位から考えをスタートさせて下さい。
利益への道―それは突き詰めれば、顧客を十分に理解することから始まる」社員一人ひと
りが利益マインドを持つことが大事な時代なのだ。