「読むから見える」への転換

最近のビジネス書の特徴の一つは左右のページを活字で埋めるのではなく、例えば右ページは文字、左ページは図解、図式という構成をとっている。言い換えれば左脳と右脳の両方を使って理解を早め、かつ深めるという効果を考えているように思われる。文字の内容を図解する作業、というのは思うほど簡単なことではないはずだ。その意味でエクセルのSmart art グラフィックスのテンプレートは参考になる。リスト、手順、循環、階層構造、集合関係、マトリックス、ピラミッド、図、Office.comというように多様なパターンが開発されている。文字で文章を書いた後、このテンプレートを参考にして自分が書いた文章を見直し、再構成する、ということができる。

私は最近図解主体の書類をつくることが増えてきている。そのためにはデザインの感覚、グラフィックスを活用する基本的な知識が必要だ。特に教えてくださる方がいるわけではないので、自分なりに工夫して図解している。文字よりも図の方が、アイデアが出て気やすいというのが実感だ。今後スケッチなどを勉強して図解の技術がもう少し向上すれば、プレゼンにも役に立つはずだ。今そのための本を探している。