屋上菜園ガーデンのマネジメント
企業関係の屋上菜園の場合は、利用者と企業と双方に対してきちんと対応することが求められる。まず最初に来るのが、コミュニケーションのとり方だ。具体的には企業の窓口に対する報告。利用者の様子、菜園の様子が正確に分る報告が求められる。報告書の構成をどのようにするか、話合って決める必要がある。企業にとっては屋上菜園の目的の実現という経営上の課題もあるので、それに沿った栽培指導、栽培活動が期待されている。また屋上菜園利用者に対しては分かり易い指導方法が求められる。栽培経験のあるなしも参考にしながら、個別対応となる。相談に乗ったり、教えるというのはある意味で一番難しい。その結果のフォローも欠かせない。資材の購入も定期的に発生する。栽培指導日に雨が降ったり、強風・台風が襲うこともあるだろう。
企業が屋上菜園の業務を専門会社・団体に業務を委託する前提は、まず何よりも安心して任せられるマネジメント力を専門会社・団体が持っている、ということではないだろうか。
そのマネジメント力を磨くこと、独自のシステムをつくること、それが今年の一般社団法人JVECの年間目標となる。