もう一つの夢・旅行

来年の計画をつくる時期になった。計画というと何か硬い感じになるので、まずは漠然とした夢からイメージしていきたい。それができる、できないには関係なく。

まず最初に浮かんでくるのは海外旅行。若い頃東南アジアのマレーシアで仕事をしていたので、まずマレーシア、あれから30年。随分変貌したようだ。そしてまだ行ったことはないが、ベトナムとラオス。ベトナムはユエに行ってみたい。ラオスはビエンチャン。

ヨーロッパはハンガリー、フランス、ポルトガル。ハンガリーではブダペストの町を歩いて、場末のレストランで若い頃そうしたようにハンガリアン・グラーシを食べながら、トカイワインを飲み、ジプシー音楽に浸りたい。レーニンケルトでワッツイ・ウッツアで若い頃の自分自身に出遭いたい。フランスではパリの農業祭の後、ヴェンサンヌも含め地方の農村を訪れたい。ゴッホ、セザンヌの絵画もイメージしながら。ポルトガルではリスボンでファドの酒場に行きたい。そしてロカ岬にも立ちたい。

国内旅行では日本の里山を訪れたい。時々「日本の里」という写真集を見ている。里とは

「人の住んでいる集落と、その周辺に広がる農地、川、池、海辺、草地、里山を含む自然」で、自然だけでは里とは言えない。ところが最近では限界集落が増え、里が自然に変容しつつある。里であるうちに見ておきたい。