ビジネスモデルと私
私がビジネスモデルという分野に足を踏み入れるキッカケをつくってくださったのはMさんだ。ある会社の顧問になった時、同じく顧問として迎えられたMさんと出合った。Mさんの紹介でビジネスモデル学会の会員になり、春と秋に慶応大学三田校舎、東大本郷校舎で開催される学会の発表会に参加した。その時からビジネスモデルに強い関心を持つようになり、ビジネスモデル関係の書籍を探し、読むようになった。ただ理論を学ぶだけではなく、実際にビジネスモデルを作ってみたい、と思うようになった。当時はまだビジネスモデルとは何か、と言われるといろいろな説明があり、共通認識的なものはできていないようだった。それは今でもそうかもしれないが、ここに来てビジネスモデルについての関心も高まり、共通認識的なものも生まれてきたようだ。ビジネスモデルというように欧米的な性格が強い。私が目指しているのは日本の風土に芽生えて、世界につながり、世界に貢献する日本型ビジネスモデルだ。霊性、思惟方法、イノベーションの仕方に日本独自の内容があるのではないか。日本型ビジネスモデル事例研究セミナーを開催しているのはそんな思いからだ。