地元人脈の重要性・共同体との付き合い方
今回市民農園の代替地を探す中で、気付かされたことがある。私が住んでいる埼玉県南部にはまだまだ田圃と畑地がある。かなり宅地化されてきてはいるが、今でもお米をつくり、野菜を栽培している農家の人々がいる。今迄借りていた市民農園は最近では住宅地域の中の畑という状況になっていたが、今度新しく借りた畑は市街化調整区域になっていて、田圃と畑の中にある。ちょっとした田園地帯だ。今回畑を借りる際、改めて築かされたのは農村共同体の中に外から来た私たち夫婦が入り込んだ、ということだった。勿論畑の近くに移住して農家の皆さんとお祭、冠婚葬祭も含めたご近所付き合いをするわけではないが、やはり余所者としての自覚を持って農家の方々とスムースな人間関係を築かなければいけないということだった。今回新しい畑を使わせて頂けるようになったのは、地元の農家ではない、あるお店のおばあさんのお陰だった。このおばあさんに辿りついてやっと畑を借りることができた。