誰かのために働く・生涯を働き抜くために必要なこと
人は老年になると仕事を辞める。昔は隠居と言ったが、今は何んと言うのだろうか。仕事について私は欧米的な労働観と日本的な労働観の違いを感じる。簡単に言えば、労働を苦役、苦痛と考えるか、働けることを喜びと感じるか、さらに自分のために働くか、自分と誰かにために働くか。高齢になっても働いている人を見て、「あの齢になっても働かなくてはならないのは大変だ。気の毒に」と思う人もいれば、「あの齢になっても働き続けることができるなんて羨ましい」と思う人もいる。子育ても終り、生活の糧を得るために兎に角働かなくてはならないという時期が終り、会社員人生も卒業して、ある程度自己実現と世の中のために働くことができる年齢になった時、何をしたら良いのか戸惑う高齢者は少なくないのではないだろうか。会社員生活を前半の人生としたら、後半の人生はどのような仕事観を持ったら良いのだろうか。その仕事観次第でモチベーションも変わってくるだろうし、前半の人生とは異なる達成感、結果が左右される。私個人としては自分のライフワーク(農業を通じた地方と都市の交流とビジネスモデルデザイン)を生涯やり通したいと思っている。勿論ずっと同じペースではできないが、仕事半分、仕事1/4というように仕事量を減らしながら、続けていきたい。