周恩来総理を想う
今日は千代田区高齢者センターで野菜講習会があった。小雨が降っていたが、屋上での実習の時間には霧雨となったので、急いで皆で屋上に上がって作業をした。今日はウコンを収穫し、皆で分けた。さて高齢者センターのある場所は戦前東亜学院があったところで、周恩来総理もここで学んだ。ということで、「周恩来ここに学ぶ」という石碑が立っている。その石碑を見た後で、周恩来総理が通っていた中華料理店があることを思い出して、今日の昼食はそこでとることにした。店の名前は「中国名菜 漢陽楼」。入り口の掲示版には周恩来総理の写真、松山バレエ団の写真などが貼ってあった。写真セピア色になっており、歴史を感じさせる。神保町はかつて中国人の留学生が多くいたところだ。メニューを見て今月の料理を頼んだ。さすが「中国名菜」と名のっているだけあって味に深みと品があった。最初はそのような留学生に食事を提供するために中華料理屋が多くあったとのことだ。千代田高齢者センターから漢陽楼を探しながら明治大学の方に向って、ゆるい坂を上りながら、周恩来総理も含め当時の中国人留学生のことに思いを馳せてていた。
最近、中国共産党は一党独裁を守るために、極端なナショナリズム教育を進めている。そのような政策が最後は極端に向うことは百も承知でやっているのだろう。それにつけても国家とは何だろうか。政府とはどのような役割を果たすものなのか。雨の道を御茶ノ水方面に歩きながら、久振りにそんなことを考えずにはいられなかった。