書く、ということ・欅風を書きながら

暫く休んでいた時代小説「欅風」を先週の土日で63話から69話迄一気呵成に書き上げた。7話分だ。パソコンの前に座り、1話毎に話の冒頭が出て来る迄じっと待つ。なかなかアイデアが浮かんでこない。それでも座り続け、話の冒頭が閃くのを待ち続ける。いい加減な話では登場人物達に申し訳ない。書く以上はそれぞれの登場人物が納得してくれる内容でなければ、却って書かない方が良い。執筆を休んでいた間も話の筋は考えていたが、

一つの流れにまではならなかった。水溜まりのような感じだった。兎に角話の冒頭が浮かんできて、言葉が流れ出して来る迄待つしかない。そんなことを繰り返しながら、7話分を書いた。いよいよ最後の70話。冒頭の一節は既に浮かんでいる。

確かに書くという作業は苦しいが、一方書き上げた時の達成感はなんとも言えない。