フリー戦略 無料から有料へ

使ってみないと勝手も分からないし、またその良さも分からない。まずは無料でお試しを、というアプローチがある。このフリー戦略は多くのビジネスで活用されているが、とくにインターネットの時代になって増えたようだ。リアルな世界ではどのような商品でもそれ相当のコストがかかっているので、フリー戦略には条件、制約がつきやすいが、ITの世界では技術の進歩により、コピーの制作が容易になったことなどもあり、コストのハードルが低くなっている。そんなこともあり、フリーソフト、フリープログラムが増えているのかもしれない。無料というアプローチには強いインパクトがある。たとえば無名の会社でも良い商品を「無料」で販売すればお客様を一定程度集めることができるだろう。問題はいつそれを有料に切り替えるか、そして無料でついてくれたお客様が有料になった時、どの程度残ってくださるか。どの程度確保できればビジネスとしてやっていけるのか、このあたりが思案のしどころになる。