「ビジネスモデル X 仕事術 」読後感

この本の中では20のビジネスモデルが紹介されている。大変参考になった。詳しい分析は書かれていないが、ビジネスモデルのパターン化が分かりやすく書かれている。入門的性格の本のようだ。その中で、私にとって特に参考になったのは18番目の「O2Oモデル」だった。O2Oモデルとはオンライントウオフライン。特徴はネットの世界で収まらず、リアルに逆流する。なぜこのようなビジネスモデルが出てきたかというと「ネットで完結することを前提にすると、できる余地が少なくなった」ためであり、「ネット業界がネットの世界に収まらなくなってきた」ここで問題になるのは、リアルの世界に進出することはネット企業にとっては、未知の領域であり、リアルの世界の営業力に乏しいということだ。ということでリアルの店舗との連携が需要な鍵を握る。またリアルということにまれば地理的制約も受ける。著者は「このようなネットビジネスでもない、リアルビジネスでもないというビジネスは、比較的商圏が狭いエリアで成立つ可能性があります」と言う。

私が現在まとめているビジネスモデルはO2O型になるようだ。この本を読んで大いに刺激を受けた。できるだけ早い内にビジネスモデルの基本設計を終えたい。そして実施設計へと移っていきたい。

この本の3人の著者はITに詳しいようだ。ITの発展がビジネスモデルに与えた影響も述べられている。それも大変参考になった。