中小企業・零細自営業者のアライアンス

 

私はこれからの時代、中小企業・零細自営業者の事業展開は限られた経営資源の制約を乗り越えるために、中小企業・零細自営業者でアライアンスを組むことが直近の課題になってきているように思う。アライアンスを組んで新商品を開発している事例も増えてきている。ここで大切なことは3つある。第一は「三方良し」の思想だ。アライアンスの構成メンバーが3社以上の場合は「N 方良し」ということになる。このため構成メンバーになる中小企業・零細自営業者はそれぞれ自社の強みを良く理解して、他の構成メンバーに理解してもらい、アライアンスにとって不可欠のメンバーであることを認知してもらう。第二はアライアンスをまとめていくコーディネイター的人物あるいは会社の存在だ。そのような人物が各社に声をかけてアライアンスをつくりあげる場合もあるだろう。アライアンスはHub型のチームとなるが、最終的にはWeb型要素も加わり完成する。第三はアライアンスとしての秘密保持と利益の配分方式だ。企業間提携を一歩進めて企業間同盟。中小企業・零細自営業者が生き残り、発展していくための同盟が求められている時代ではないか。弊社としてもこの同盟的意識で今後他社と一緒に事業を展開していくつもりだ。